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鬼 怒 沼

 ー 2007.8.5 −

【きぬぬま】2039m。標高日本一の高層湿原。鬼怒川の源流。大小48個の沼があり、100種類以上の高山植物が咲く。

 

女夫淵(めおとぶち)温泉のバス停は満車に近い状態だったがみんな宿泊組だろう。早朝だったこともあり、人影はまるでなし。(5:41)

本来は上の写真の奥に進むと絹姫橋という吊橋があり、鬼怒川沿いの歩道にでるそうだが、工事中で仮の歩道ができていた。(5:42)

これが仮歩道入口。

くねくねといっきに斜面を沢まで下る。(5:54)

沢沿いの広い歩道は傾斜もほとんどなく歩きやすいし、沢の音も気持ちよく、時々見える渓流も楽しい。(6:04)

看板がなかったので確かではないけれど、たぶんこれが「カッタテの滝」(6:13)

まもなく二ツ岩橋(左下6:15)、砥ノ岩橋(下6:17)と橋を二つ渡るとゴザ池沢の出会い。

この先は沢沿いながら、樹林の中の道なので緑を楽しみながら歩ける。

しばらく進むと、最初の秘湯「八丁の湯」。上流の日光沢温泉から八丁(約800m)下流にあるのだそうだ。

写真の本館(?)はさておき、まわりはログハウス風の建物が何棟も並んでいて、みんな新しく、あまり秘湯という雰囲気ではなかった。

眠そうな宿泊客がベランダにいるのを横目に、急ぎ足で通り過ぎた。(6:41)

スーパー林道の鉄橋が見えるとその向こうに加仁湯の建物が見えた。(6:46)

写真の分かれ道を右に進んだら、加仁湯の裏に出てしまった。表にまわれるが、まっすぐ進むべし。

加仁湯。TVの旅番組で何度も見たことがあるので、初めて来た気がしなかった。(6:49)

さらに進んでいくとあるのが日光沢温泉。(7:00)

一番上流にあるだけあって、一番秘湯らしい佇まいだった。

正面の玄関を入らずに左に建物をくぐれるところがあり、そこが鬼怒沼への登山口となっている。

数メートル斜面を登ると根名草山への登山道との分岐点。(7:01)

 

分岐点のそぐ横にこんな神社が立っていた。

無事に戻れるように手を合わせてみた。(7:02)

筬音(おさおと)橋を渡り10分ほど歩くと、こんな標識があり、小さいけれど確かに滝があった。「ノシ」の前に二文字ぐらいありそうだが、地図にはそんな滝は書いてなかったので定かでない。(7:13)

その後ヒナタオソロシの滝展望台を経由して丸沼へ向かう道との分岐点を過ぎ(7:15)、急になる登りを進むとオロオソロシの滝展望台に着く。

正面に細長い流れが見えたが、すいぶんと遠く迫力はいまひとつ。(7:33)

ここまで誰一人合うことがなかったが、上の方から人の声が聞こえた。一番乗りかと思っていたのでちょっぴり残念(結局その後10人以上の人を追い越すことになった。前泊で朝出発した人たちでしょう)。

展望台からはしばらく急な斜面が続くが徐々にゆるやかになり、やがて鬼怒沼の南端に着く。(8:31)

あいにくガスの中で、よく見えなかったのだけど、この先に女の人が立っていてしきりに「こっちだよ」とおいらを呼ぶ。どうやら、この手前で追い抜いた女性の連れだったらしく、その女性と間違われたようだった。

こんな黄色い花がたくさん咲いていたが、高山植物に疎いので名前がわからない。

たぶん、キンコウカでないだろうか。(8:31)

ガスの中にいてもしかたないし、思いのほか早く着いたので、鬼怒沼の北端を左に進み物見山に登ってきた。(9:01)

山頂もガスの中だったけど、もともと針葉樹に覆われているので展望はなかった。

鬼怒沼の北端に戻ったのが9:21、帰ろうか、とも思ったがそのまま鬼怒沼山にも登ってきた。

ゆるやかに登った後いったん下り、急な斜面を登り返すと頂上。南側しか展望がないが天気なら白根山がよく見えそうだった。(9:53)

この日は雲の隙間からちらちらと見えただけだった。

鬼怒沼山から降りてくると途中分岐点があり、直進すると物見山へ、左にそれると鬼怒沼巡視小屋の脇を通って鬼怒沼へ出ることができた。(10:27)

物見山へ向かうとき、地図にある小屋がなくなっていると思っていたが、鬼怒沼山へ向かうときは沼の中の木道を途中で右に分かれる必要があったようだ。

この頃になるとガスも少なくなり、一番大きな金沼越しに根名草山が見えた。(10:31)

振り返ると、物見山(左下)、鬼怒沼山(下)も見えた。

丸沼分岐まで下りてきたが、時間も体力もまだ余裕があったので、ヒナタオソロシの滝展望台まで行ってみることに。

まずはこんな橋を渡る。(11:43)

急な坂を登って行くとこいつと鉢合わせ。目と目が合った。カメラを出しているうちに動いてしまったので背中の写真になってしまったが、目と目が合ったときはおいらもびっくりしたが、こいつもびっくりしたように見えた。(11:52)

これがヒナタオソロシの滝、オロオソロシの滝よりは近くてこっちの方がおすすめだ。(11:55)

展望台にあったのでわかったのだが、漢字では「日向恐の滝」と書くそうだ。では、オロオソロシはどう書くかというと、残念ながらわかりませんでした。

加仁湯の敷地内(だと思う)にこんな建物を発見。(12:31)

河原には土俵もあって、若いお相撲さんが整備していた。

あとは、来た道をひたすら歩いて車に戻ったのが13:36なのでほぼ8時間かったことになる。

一人だから歩けたが、奥さんと来るなら一泊でないと無理でしょう。

 

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